■記事掲載
過去最長の445.5キロを走り抜け、
笑顔でゴールする選手=白山市の松任海浜公園
第十九回ツール・ド・のと400―能登半島一周サバイバル・サイクル2007(同実行委員会、財団法人日本サイクリング協会、北國新聞社主催)は十七日、最終日を迎え、七尾市能登島を出発した約七百四十人がゴールの白山市松任海浜公園に到着した。能登半島地震の被災地に元気を届ける思いを込め、三日間で過去最長の四百四十五・五キロを走破した選手たちは、家族や仲間の大きな声援を受けてゴールし、完走の喜びを分かち合った。
最後の百三十七・五キロに挑んだ選手は、強風や雨にもひるまず、能登半島の内浦を南下。沿道の声援に応えて力強くペダルを踏んだ。七尾市の佐々波漁港や県境を越えた氷見市の氷見漁港などでは、地元の温かいもてなしを受けた。
午後三時半過ぎ、松任海浜公園に入った先頭集団は、こぶしを突き上げたり、両手を広げてゴール。完走証を手に出迎えた家族らと抱き合い、喜びを爆発させた。
同公園自由広場では、参加者が互いの健闘をたたえ、来年の再会を誓い合った。チャンピオンコース完走者には抽選で「ツール・ド・おきなわ」の招待券などが贈られた。
◇…プルデンシャル生命保険金沢支社の社員約六十人が、ボランティアスタッフとして大会運営を支えた。今年は期間中をグローバル・ボランティア・デーと位置付け、発着点や休憩ポイントなどで参加者の誘導や給水補助にあたった。この日もゴール地点で参加者を出迎え、完走証の受け渡しなどに携わった。
同社の社員らでつくる「プルデンシャル・バイシクル・クラブ」の会員ら十人はチャンピオンコースを走破した。
◇…この日の昼食は、羽咋市神子原(みこはら)町の同市神子原農産物直売所が会場となり、参加者はおいしいと評判の「神子原米」のおにぎりをほお張った。
米の味を存分に味わってもらうため塩と梅干しだけのシンプルなおにぎりと、地物の野菜がたっぷり入った豚汁が用意され、千二百個はあっという間に参加者の胃袋に。直売所がオープンして二カ月余り、県外も含めこれだけ大勢の利用客が訪れたのは初めてとあって、準備にあたった農業法人神子の里の松本政文社長は「神子原米のおいしさを知ってもらう願ってもない機会となった」と喜んだ。
◇…最年長七十二歳でチャンピオンコースに挑んだ寺賀孝さん=金沢市寺地一丁目=は、四百四十五・五キロを走り切り、ゴールに飛び込んだ。
これまで一日コースに三回出場したという寺賀さん。「チャンピオンコースは目標だった。念願がかない、いい思い出ができた」と会心の笑顔で三日間を振り返った。インターネットの会員制サイトを通じて励まし合いながら練習した仲間で、十六、十七日の一日コースに参加した有川功さん(68)=白山市八ツ矢町=と「シニアはまだまだ元気や」と完走を喜び合った。
大会運営を支えるプルデンシャル生命の社員=白山市松任海浜公園
完走の喜びを分かち合い、来年の再会を誓う選手=松任海浜公園
「第十九回ツール・ド・のと400」は三日間の日程を無事終了しました。沿道の皆さまのご声援並びに関係各位のご協力に深く感謝致します。
ツール・ド・のと400実行委員会、北國新聞社